2014.7月 サイドプレス、異次元の大型システムオーディオの世界へ挑戦!? 川越市テクニカルブレーンさん試聴室にて | ||||||||||||
川越市にあるオーディオ機材の修理・販売をなさっている会社、「Technical Brain」(テクニカル ブレーン)さんにて、サイドプレス スピーカースタンドの試聴・説明をさせていただく機会を得ましたのでご報告させていただきます。 サイドプレスArtistスピーカースタンドのユーザー様であったN様が、テクニカルブレーンさん(以下、TBさんと記させていただきます)の黒澤社長様にうちの商品のお話をされたのです。非常に関心をお持ちくださった黒澤様から、是非使ってみたいとのお話を頂いたのがきっかけでした。 週末の早朝に私は各種サイドプレススピーカースタンドを車に積み込んでTBさんを訪ねました。 お店の入口になるのは極太丸太によるログハウス喫茶店「カナン」です。 下の写真は、TBさんにサイドプレススピーカースタンドをご紹介くださったN様ご自宅のシステムです。 自作のスピーカーをArtistスピーカースタンドに乗せられており、真摯に音楽が聴けるシステムを求めて努力なさっていらっしゃいます。 N様のシステムの詳細については、後日改めてご紹介させていただく予定です。
週末の早朝に私は各種サイドプレススピーカースタンドを車に積み込んでTBさんを訪ねました。 お店の入口になるのは極太丸太によるログハウス喫茶店「カナン」です。 その隣部屋にあったのがTBさんの誇る立派な試聴ルームでした。 32畳の広さのお部屋、その雰囲気は写真でご覧になってください。 オーディオに詳しい方が見たら本当に息を飲むような憧れの機材が並んでおりました。 床の鳴りを抑えるために基礎部分から補強等を行っているとのことでした。 事前に調べさせていただいてはおりましたが、実際に見てビックリ! ため息です。 総額1億円!?とも思えるような超高級品がずらっ!と並び圧巻でした。 タンノイ社のオートグラフ、B&W社の800等々・・どれも基本単位が百万円というような高級スピーカーばかりです。 重さ100kgはありそうなアナログシステム、放送局用のテープシステム(実際に使用していました!)もずらっと並んでいます。 小規模オーディオ指向の私には無縁の眺めではありますが、素直に凄いなと感じ、声になりませんでした。 床にはTB社の独自製品であるエミッター抵抗不使用の高音質高性能アンプ数台が置かれ、ご自慢のテクニクス10000という巨大スピーカーシステムも並んでおりました。手前のテーブルには最新型のTBさんのプリメインアンプも置いてあります。 今回は基本的にこれらのアンプ群を使うことになりました。 途中でお客様のご希望により、DENONのプリメインアンプに交代する場面も出てきて、非常に興味深い展開にもなりました。 ちなみに私が弊社のお客様にお勧めしている装置は、CDP、アンプ、スピーカー、スタンドこれらを全部合わせて30万前後のものです。 桁も格も別世界のシステムであり、私自身が興味津々という形にもなりました。 その中に場違いとも思えるような小さなスピーカーが置いてありました。 現在の人気商品の一つで、セット13万円程度で販売されているKEFという会社の小型スピーカー[LS-50」という小型のスピーカーです。 50kg以上あると思われる重い大理石のスタンドに乗って待っておりました。 その傍には、知る人ぞ知る「平面スピーカーユニット、マンガ―ユニット」を搭載した高級小型スピーカーが。 この二つを弊社のサイドプレススピーカースタンドで鳴らすのがこの日のミッションでした。 最初に大理石スピーカースタンドに乗った状態の音を聞かせていただきました。 正直に言うと普通の音、やっぱり小型はねえ、言われても仕方がないレベルの音でした。 重い石のスタンドを経由して床が共鳴しています。 はっきり言って、この重いだけの石のスタンドはまったく使えません。 音像が上に持ち上がらず、広がらず、ミニチュアサイズになった演奏家が床とスピーカーにへばりついたようなイメージで音が出ていました。 これが小型スピーカーの音、小型はこんなもんだろう・・・そう思われていたのだろうかと思うと悔しくもありました。 これは激変する! という確信を持ちつつ、サイドプレススタンドのセッティングにかかりました。 この日は黒澤様がご希望されていたスタンド(マエストロスタンド)以外に、私の判断でArtistスタンドとベストセラーのRB/SEスタンドも持参し、 音と共にセッティング方法等をご体験いただきました。
試聴は午前10時過ぎに開始、終わったのが18時近くという長丁場となりました。 ご紹介くださったN様もずっとご同席くださいました。 TBさんのお馴染みと思われるお客様達も多数参加され、非常に熱心にお聞きくださりました。 勿論ですが、私が望んでいた黒澤様ご自慢の巨大システムとの対比試聴も行いました。 鳴らしたスピーカーはテクニクスの「10000」という巨大システムです。 想像通りサイドプレススタンドに乗った小型スピーカーの音では実現できない、大型システムの持つ余裕感、圧倒感を感じます。 しかしサイドプレスに乗った小型スピーカーは、クリアで自然な音質と共に、 圧倒的とも言える非常に奥行き感のある三次元的な空間表現、 演奏者の位置、喉が見えるような鋭い定位感、 等身大の演奏者がはっきり見えるような音場空間がいとも簡単にできてしまいます。 この圧倒的な空間表現能力の高さ、これが小型スピーカーによるオーディオ再生の最大の特徴です。 大型装置の世界では決して真似のできない極めて優れた特徴を皆様にご理解いただけたと思っています。 何といっても、KEFのスピーカーとArtistスタンドを合わせて20万円以下というお値段なのです。 今回使用したDenonアンプを組み合わせても30数万円。 この存在価値は誰もが認めざるを得ないと思います。値段をまったく感じさせない素晴らしい音楽再生ができているのです。 参加されたお客様は、皆さん素晴らしい高級装置をお持ちとお聞きしましたが、その皆様が長時間に渡ってじっと聞き入る姿には、感動いたしました。 離席者もなく、ここまで長時間に及んだということ自体が大切な結果だと感じました。 TBさんがお買い上げくださったArtistも含め、気が済むまでご自由にお使いくださいとすべてを置いてまいりました。 これからはTBさんの試聴室でサイドプレススタンドに乗った小型スピーカーの音が聞けるはずです。 お近くにお住いの皆様、美味しい珈琲を飲みながら小型スピーカーの世界も味わってください。 エッ!?この音、どれから出てるの? ウソーッ!と驚かれると思いますよ。 TBさんの巨大なシステム群の中で、自分の生み出したスピーカースタンドが明確な存在感を持ち、 巨大システムとは明らかに異なる位置づけを有する優れた音楽再生装置であるという事を実感できて、勇気づけられました。 本当にたくさんの勉強ができて、非常に有意義な機会となりました。 ご紹介くださったN様、TB社の黒澤社長様、試聴に参加されたお客様の皆様、本当にありがとうございました。 |