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 洗濯バサミを返して! 代用品として黒檀のケーブルベースを作ってみました。

FAPS試聴室では、常時3組のスピーカーがスタンバイしています。
従って床を這うケーブルも3組となります。

ケーブルも床の振動を直接伝えない方が良いという定説?に従って、一応・・・洗濯バサミを使って持ち上げていました。

ところが、洗濯バサミを返して!という声とともに、試聴室なのに洗濯バサミではカッコ悪くない? という身内の声が出ました。

しょうがないなあ・・・ということで、洗濯挟みを返却し、代替え品を作ってみました。

使用した材料は、黒檀キューベース用の30mm角の黒檀ブロックと手持ちの一回り大きな40mm角の黒檀ブロックです。

最初に出来上がったものの外観です。

黒檀ブロックを二つ抱き合わせにしてシャコ万で固定、そのままボール盤に乗せて接合部に穴を開けてみました。

大穴は、直径16mm、太いケーブル用です。小さい方は、直径11mm、ケーブルを2本乗せることもでき、ブロックの脚としても使えるようにしました。

加工した結果ですが、黒檀は非常に硬い素材のため、穴を開けるのが大変です。
二つをしっかり締め付けないと、穴開け時の反力でブロック同士が離れようとします。
ドリルの歯もすぐに切れなくなってしまいました。

きちんと真ん中に半円にあけるのも難しいです。
ドリルの刃の食い付きのタイミングでどうしてもセンターがずれてしまい、ド真ん中にはいきませんでした。

回転数を調整したつもりですが、切削面が黒く焦げてしまいました(汗)
加工する時も煙が出てくる始末、切り粉を除去しながら加工しないと、原始人の火起こし再現になりそうでした。
真似をする方は、くれぐれも怪我と火事にご注意ください。
切り粉の量も多く、加工時の匂いも結構きついのでマスク必須です。
焦げ面は、紙やすり等で綺麗にすれば良いのでしょうが、自家用なのでそのまま、カーボンコーティング付きということで(笑)

実際に使ってみました。所定の目的は果たした感じです。

試聴室は、絨毯張りのためブロック自体が浮いている状態、音質的な効果は確認できていません。
正直言ってこれで音が変わったとしても、それを聞きわける耳は持っていないです。
あくまでも気休め、目休めですね。洗濯挟みよりはマシです。

当然ですが、大きなブロックの方が座りが良くて安定するようです。
ケーブル受け穴は、大きな方が役に立ちます。
太いケーブルでもスポッと収まるので、見た目もまあまあです。
ケーブルが複数ある部分は、単なる台ですね。

遊びついでに・・・ACプラグにつけてある輪っかのご紹介。 
厚手の真鍮リングを加工してメッキしたもの、ガラス等を貼った綺麗でズッシリと重いものです。

ステレオ雑誌に載っていたので真似してみました。
オーディオグレードのもの???は、1ケ数千円以上するようですね。これもとても良い値段でした!

1ケ40円也 (爆)

正体は、ホームセンターのワゴンセールで売っていたテーブル用化粧タオルリングです。
どうみても似たようなもの・・・・遊び気分で買ってきて真似してみました。

3か所に穴開けてボルトで押せばピタッ!と固定できます。
音が変わったか・・・・???? 
これも単なるカザリですね。見た目の豪華感と音は別物です。安ものプラグを使っているから差が出ないという突っ込みは無しということで。
やるならシールド配線程度は遊んで欲しい(笑)

こんな出来のものですが、同じものが欲しい、自作できない、自作は面倒という方は、お問い合わせください。
手持ち素材の都合で30mm角の手作り品となりますが、お作りすることもできます。

今回は自家用の手持ち素材で作りましたが、設置時の安定性やケーブルの保持機能高めるのあれば、もっと大きなもの方が良さそうです。