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 DACのアナログ出力を増やしたい ・・・・ 端子増設レポート

FAPS試聴室で常用しているDACは、スイスのMETA RESEARCH社のCONVERT1というものです。
中身は、ゴールドムンド社のDACユニットが使われており、一部に安田オーディオラボさんのチューニングがなされています。

これ以外に、その昔に格安で購入したMSB Technology社のピザボックスのようにバカでかい初代のLINK DACも所有しております。

 LINK DAC, the first 24bit 96k DAC
 (自作の3トランス強力電源で音が大化けしました。)

音質的には、CONVERT1の圧勝で長年、愛用してきました。
中身のゴールドムンド製DACモジュールの音が、分厚くエネルギッシュなので気に入ってます。

しかし、完璧とも言える単機能(笑)、48KHzまで/16ビットまでしか対応できません。

PCオーディオのハイサンプリングレートにもまったく対応できず、一時期、最新のDACを入手したこともあります。
Soulnoteのdc1.0です。相性の良いと言われるHinaのCDP、HT012.0が一緒に嫁いできたこともありました。

しかし、音質面では・・・・
左右の広がり感も素晴らしく、スピードもそこそこなのですが、個人的好みとして音楽が薄い。
複数のデジタル入力を備えている等、魅力的な部分もあったのですが、CDTと一緒にご実家にお戻りいただきました。

そして今でも性懲りもなく古いDACを使っています。

しかし、試聴室で使う場合には、いろいろな問題も出てきていました。
一番困っていたのが、アナログアウトが1系統しかないこと。出来るならば4系統の出力が欲しいのです。

常用アンプのクレルKAV-400Xi、昔から使っているエレクトロコンパニエ ECI−1(音場感の表現が抜群です)
ラックスプリ〜アキュフェーズパワー、それにONKYOのA−1VL。この4ヶ所に常時出力しておきたいのです。

分配機、切り替え機をメインに調べ、問い合わせしたり、結論はピュアオーディオでは使い物にならない。
簡単なRCA分配アダプターを使った方が遥かにマシ。そういう答えになりました。

早速、RCA分配アダプターを数種類手配しました。

 比較的安くて形状的に使えそうなもの。
AMAZONで購入、ロジウムメッキ、2ケで1870円

これを芋づる式に使えば4系統行ける・・?
電圧効降下や接点増加による音質劣化が気になるところです。
実際に繋いだ状態を想像すると恐ろしい景色になりそうです。・・・・ムムム・・・

何とかしようと思って、やってしまったのが今回のDAC改造です。
回路的には、DACのRCA出力を直接2分割してRCA端子を増設しただけで、何も面白いことはありません(笑)

FAPSの暇つぶし的な作業になりますが、こんなこともしているというご紹介です。

DAC正面です

DAC背面
左側に大きな閉止板がついているのに着目しました。

電源は外付けです。ゴールドムンド純正の大型ACアダプターを使用。

主要部分を接写

DACユニットを引っ張ったら抜けちゃいました(汗)

こんなのが刺さってました。完全なブラックボックスです。

 
こんなに穴が開いてました!

閉止板を取り、手持ち端子に合わせて金鋸でギコギコ、やすりでシコシコ、タッチアップでヌリヌリ・・・・

端子取り付け&配線  白色単線紛失のため1本のアースも赤に(汗)


配線材料は、何か変化があることを期待して・・・ 余っていた金入りのオーグラインSP線の中身を使用。

完成姿

それぞれ片側接続、両側接続、アンプの電源入り切りによる変化 等々・・・

いろいろ試してみましたが、特に悪影響はしていないようです。

金線の影響も、あるのかないのか・・・・何となく音が締まっているかな 程度です。

これに分岐アダプターを接続して、4分配したらどうなるのか・・・・  後日報告といたします。