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暑中お見舞い申し上げます。つまらないものですが・・・どうぞ

 2009.8.18  FAPS 夏の納涼肝試し大会!?  

【 2009.8.19 追記 】 真面目な感想

過日のオフミで行き先を失った試作のハイマウントベース

散り際に一仕事(一遊び)してもらいました。
某所から「FAPSさんもっと研究して「サイドプレス・エアー」 ナンて言うの開発してくれんかの〜
なんて声もあったので特別納涼サービスです。ン十万のスピーカーを使うと肝まで冷えます。
前回のオフミでも「謎」のままだった試作ベースの中心穴・・・・その正体は如何に(笑)
息子がボクの風船返せ! と文句を言ってます(笑)

今は何も言いません。絵を見て呆れてください。図面を引いている時に思いついたオフザケ穴でした。

 

 
               子供の風船玉                       自転車(ロードレーサーのタイヤチューブ)


【 2009.8.19 追記 】 真面目な感想

今回紹介したのは、たまたま「サイドプレス・エアー」なる言葉が出現したので空気に引っかけたお遊びでした。
サイドプレススタンドの隠し芸みたいなものと思ってください。

遊びなのでエ(イ)ヤーという感じで、音に無関係にエアもどきを探して・・・
ロードレーサー(自転車)のタイヤのエアチューブによるエア(ゴム)ショックアブソーバーとゴム風船のエアクッションを使いました。

究極のスピーカー支持方法と言われることもある「宙吊り」の一種と言えます。

この宙吊りという方法は、私自身も結構興味を持っています。
実は、サイドプレス開発当時に高級なマグネットフロート式のスタンドを自宅試聴したことがあります。
これもスピーカーを乗せて置くのが恐怖に感じるほどのフワフワスタンドでした。

  

トルネードスタンドでも半宙づりを行っております。(写真:右)

今回のゴム吊り方式は、音が出た瞬間にマグネットフロートの音を思い出しました。

まずスピーカーはどんな状態になったかと言うと・・・



左右にフラフラ、上下にフワフワ。
指一本でフワフワ・ユサユサと動きます。揺れ動くとゴムの音がします。
スピーカーは、まったく落ち着きません。

後ろ
1箇所をアンカー的に固定してやっと落ちつきました。
この支点は、上下に自由に動きます。
動いた際に摺動音が出るのでビニールテープを巻いて対策しました。



これをしなかったら、あっという間にどこかに落ちようとします。実際数回落としそうになりました。
スピーカーケーブルをつないだだけでも倒れて落ちようとします。
とてもじゃないですけど高級スピーカーを乗せる気にはなりません。

●音の評価

せっかく遊んだので、音は真面目に聞きました。 
モノラル音源による、サイドプレスに標準的にセットした片側との比較評価になります。

こじんまりとした大人しい柔らかい音になります。
余計な響きは出ていません。
切れの良さは、相当になくなります。
良く言えば、箱庭的で上品な音場空間になります。

低域は減りますが、音域的なバランスは意外に良くとれています。

しかし、一種の暖簾に腕押し状態の音、BGM用途なら害はないという程度の音です。
正直言って、私は、この音が欲しいとは思いません。

●スタンドの状態

ゴムを緩衝材に使っている割には、支柱も意外に振動しています。

勿論、通常使用時のサイドプレススタンドから見れば圧倒的に少ない振動です。
この状態では、サイドプレスは単なるブランコの支柱として作用しています。

の程度の弾性体では広い周波数帯域の振動を吸収するのは無理なようです。
まあ、きちんと吸収しても意味がありませんけどね(笑)

●追加実験 他

せっかくなので更に安定しそうな完全T字型ベースと糸吊りも試してみます。
基本的に変わらないと思いますが、伸びない素材を使ったらどうなるか? ということです。

何事も勉強、経験です。
実際にやったか、やってないかの違いは大きいですからね。

多分、何人かは真似したくなるのではと思っていますが、
スピーカー脱落破損の可能性があることを承知の上で、自己責任でお願いいたします。

究極のスタンドは、宙吊りと思っている人は是非試して、その音を経験されると良いでしょう。

ちなみに知人の話(経験談)では、天井からの宙づりはまったく使えないそうです。
JBLの大型スピーカーをビルの鉄骨から苦労してぶら下げたらしいですが。
私は、試す気にもなりません。

先に私なりの結論を言っておきますが、
スピーカーを鳴らすに際してはキチンとした支持点がなければだめです。

ちなみにトルネードの宙づりは、支点がしっかりと決まっているので、上記感想とはまったく別物のきちんとした音が出ます。

普通のスタンドに振動で接点が常時動いているような不安定なインシュレーターに使用も私に言わせると駄目です。
ちょっと言いすぎかな(笑)

以上、夏の納涼肝試し大会の感想でした。失礼しました。

 


【 2009.8.19 追記 】  おまけ 「追加試験」

一応追加試験をしてみました。

Test2 フワフワセッティング その2

最初に使った「タイヤチューブ」を外して「吊り用のテグス(10号)」に変えました。
一本では少々心配なので2本吊りにしました。

スピーカーを乗せるベースも変形T字型ではなく、単なるT字型に変更しました。
テグスはピンと張った状態であり、上下の揺れは、ほぼなくなりました。

基本的な音の印象は、さほど変わらずです。中途半端な感じです。
支柱の振動も、少なめで最初とさほど変わりません。

詳細は省略。

Test3 後部1点支持セッティング

Test2の状態で後ろのゴム風船を外し、しっかりと固定しました。

後部一点支持、Tバーの撓りとテグスの自由度でスピーカーを押すとわずかに振動します。

 

比較試験状況

ちょっと興味ある結果が出ました。

音のレンジ感は、右側の標準セッティングの方がずっと広く、中低域におけるダイナミック感も上です。
低域も沈み込み感が出ています。

左側は、中低域が若干引っ込む印象で多少上よりの音色バランスになります。
しかし、音は柔和で綺麗さが印象的です。
低域は、音場の後ろの方で軽く響いています。
こういう音が好きな人もいると思います。

そうなったのは、スタンドの振動の影響であることがわかりました。

標準セッティングの方が振動が少なく、しかも3本がほとんど均等に振動しています。
言葉で行ってみると「ビリビリビィーン」という感じ。

左側の1点支持の支柱の方が標準セッティングに比べ大きく振動しています。
どちらかというと、「ブルブル・・フォーン」という感じです。

後部支柱だけではなく前の2本も盛大に振動しています。
後部の一点支持部にスピーカーの振動がすべて集中し、それがスタンドの各部位に伝播しているようです。

支持点を起点にしてスタンド全体が鳴らされている感じであり、その影響が音に出たようです。
綺麗な音と感じたのは、スタンドの鳴りが加わって響きが増えたためでしょう。
スタンドが明らかに音作りに貢献(=影響)しています。

中低域が減り気味なのは、箱自体も振動しているためウーハーの低音が相殺され減っているためと思います。

その他にも面白いことを発見したのですが、これは企業秘密にさせていただきます。
いろいろやっていると、頭で考えたことは所詮妄想だな・・と感じさせられることに出くわしますね。

幾つかの機材の特徴を組み合わせて想像した音は、出てこない方が多いと思います。
オーディオは、実際に音を出してナンボの世界ですね。

もう少し楽しんでみます。
スピーカーが落ちないという自信が持てたらですが、次は聞きなれたピュアモルトのVPでトライです。

試聴室に来られた方には、興味があれば今回の実験を再現できるようにしておきます。
その場合は、事前にご連絡を。風船を買ってこないと(笑)

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