FAPS   サイドプレス マエストロ スピーカースタンド お客様レポート   

2016年12月  九州にお住いの I 様のSide-Press Maestroスピーカースタンドの導入レポート (続編−2)

Audio Physic 「STEP」 の試聴結果 ・・「もっと早く設置を試みておけば良かった!」



九州にお住いの I 様から頂いたMaestrorスピーカースタンドのご感想の続編(その2)を頂きましたのでご紹介させていただきます。

I 様はサイドプレスMaestroスピーカースタンドProモデルにお手持ちの各種スピーカーをセットした感想を頂いております。
最初のレポート 仏TRIANGLE社の「SOLIS260」
2回目のレポート アクティブタイプスピーカー MACKIE 「HR824」  

今回はお持ちのスピーカーの中でドイツ製のスピーカー、Audio Physic「STEP」をマエストロスピーカースタンドにセットされたとのことです。
セッティング詳細の写真を頂いておりますので、ご紹介させていただきます。

サイドプレス スピーカースタンド STEP設置画像

セッティング詳細写真
Audio Physic 「STEP」   高320mm・幅175mm・奥行270mm / 5.5kg

リュート型のスピーカーであり、後部が曲面で絞られています。
このため、
セッティングはスタンドの前後を逆にして使用し、フロントバッフル付近にある平行部を使って設置してあります。
エンクロジャーの響きを拘束しないように強度が高い最下部付近に押し座をセットしてあるのも特徴です。

使用した側面押し座 はプロタイプ85押し座、自重受けスパイクにはカーボン円板スパイク受けを使用しています。

I 様のご感想です(原文通り)

こちらの「STEP」は正式には日本に輸入されていなかったモデルで
「Brilon2.0」以降に出た「STEP」シリーズ第3世代、現行「STEP25」の前身モデルです。
「STEP25」との違いはツィーターユニットが異なること以外詳細はわかりません。

普通のスピーカースタンドにて利用していた時の印象は

「小型ながら様々なジャンルをそつなく鳴らせるスピーカー」

といった感じで得手不得手が少ないと感じていました。
【No loss of fine detail】をうたう「Audio Physic」らしい出音で
細かな音まで描き出しますが決して神経質な音にはならないのが美点かと思います。
「Brilon2.0」は搭載しているツィーターユニット独特の美音に特徴が有りますが
こちらの「STEP」はそこまでの主張を感じさせない音です。

リュート型ということも有り今までサイドプレスへの設置を躊躇していましたが
設置方法にもずいぶんと慣れが出てきたため「S805」などの例を参考に
スタンドの前後を逆にして設置をしたところうまくいきました。
隙間が出来る前方には滑りにくいスポンジ系の素材を噛まして
落下の恐怖心からの安心感を得ています(笑)

元々良く鳴るとスピーカーだとは思っていましたが
サイドプレスに設置してから最初の1曲目で

「もっと早く設置を試みておけば良かった」

と思えるほど、おそらくすべてにおいて出音が良くなっていることがわかりました。
詳しくご説明する必要も無いかと思いますが、サイドプレスを利用することでの利点である

 ・余計な付帯音が無い
 ・音の広がりが良い
 ・定位が抜群

などの効果すべてを体感出来る出音の変化です。

加えて低音の沈み込みも一段と良くなり小型なので量感は出ませんが
適度な引き締まりとアタック感を持った低域が出るようになりました。
このスピーカーの良さを最大限ともいえるほど引き出しているのではないかと思います。

前回レポートしたパワードスピーカー「MACKIE HR824」と同様、
音は良いが少々物足りなさを感じていた部分がほとんど無くなりました。

セッティングに関しては受け座、足下ともにスパイクの飛び出しをかなり短くしており
そのおかげか小型の割にはしっかりと低域も出て納得いくレベルまでは持って行くことが出来ました。

設置のたびに毎回驚かされることが多いですが「Brilon2.0」「STEP」などの
小型スピーカー用に新型サイドプレス「SKY」も購入したいと思う次第です。

--------------------------------

<あとがき>
思っていた以上にセッティングに慣れが出ていたようです(笑)
さほど苦労もなくリュート型の「STEP」を設置出来ました。

使用する上でのアドバイスを頂けることが最大のアフターサポートと思っておりますので
その点において志賀様は自信を持ってサイドプレスを販売していることが判りますね。

本気で「SKY」が欲しくなってきております。
心と時間とお金(汗)、すべての余裕が出来たときには
お願いするかと思いますのでその時はよろしくお願い致します。


I 様 2回目のご感想ありがとうございました。

Audio Physic社というかヨアヒムの設計したスピーカーですが、私は大好きでファンというレベルかもしれません。
初期の無印ブリロン1.0、後発のブリロン1.0SLE、SONICS社に移ってからのANIMA、
その後に出された ARGENTA Edition(2セット!)を所有しており、永らく愛用しております。
これらのスピーカーはサイドプレススピーカースタンドとの相性は最高であり、サイドプレスの音決めのリファレンスにもなっています。
高価な純正スタンドを圧倒するほどの音が出せます。

母国ドイツで発売されたSTEPは、ウーハーがブリロン2.0、ツイーターが1.0と似たユニットを採用しており、しかもリュート型の珍しい形状であり、
どんな鳴り方なのか非常に興味を持っておりました。
想像通り、素晴らしい音が出てきてサイドプレスで本領発揮とのこと、嬉しく思います。

今回はマエストロスピーカースタンドにセットされましたが、このスタンドは中小型用のサイドプレスでは最重量級のものであり、
非常に頑丈に作ってあるものです。

一方、ご関心をお持ちのサイドプレスSKYスタンドは、重さ2.7kgとマエストロの半分以下の重さであり、小指一本で持ち上がるほどです。
使っている支柱も二回りほど細くなっており、非常に華奢な外観ですが
20kg程度のスピーカーを高さ80cmでしっかりと保持する高い剛性も持っている最新のスタンドになっています。

実は、この軽さと華奢さに反比例するような濃厚な音を出すことができるのです。
低域の量感、沈み込みの深さはマエストロを完全に圧倒するほどです。
従来・他社の重量級スタンドを使っている方は、スタンドに対する概念を壊されると思います。
音色は濁りが皆無であり、極めて純粋で透明感のあるものであり、スピーカーの音をそのまま出してくれます。

スタンドのリピーター様には、特別価格での販売も行っておりますので、是非ご検討なさってください。
よろしくお願い申し上げます。

     FAPS 志賀