FAPS
FAPS サイドプレス
スピーカースタンド 試聴室レポート
2020年9月 埼玉にお住いのN様のサイドプレス
Artistモデルの改造レポートです
サイドプレスArtistモデルの下部にミッドバスを取り付け、更に進化!
サイドプレスの構造を活用、独自の方法でミッドバスを設置、その結果は♡
N様からのご依頼内容と経緯
N様は以前からサイドプレスのArtistモデルをご愛用下さっています。
本格的な3WAYのマルチスピーカーシステムを構築されています。
Artist導入時点では立派な木製ベースに乗った38cmウーファーを使用されていました。
下の写真は当時使用されていた木製ベースに乗ったウーファーと導入されたサイドプレス スピーカースタンド Artistプロモデルです。
中域スピーカーは、ScanSpeak 15W/8530K01、その上にツイーター 、フォステクスのT250Dが乗っています。
しかしアーティストに載せた中高域のスピードにウーファーがついていかない。 そこで、ウーファーのベースにも手を付けられました。
38cmウーファー用ベースを木製から鉄製の溶接一体構造のベースに変更
Artist導入後に鉄製の溶接による一体構造のウーファーベースを制作し、切れの良い重低音域の再生を実現されました。
以下は、その時頂いた感想と写真です。
「これは激変でした。まず低音、ゴツンとインパクトがあって、ふわっと消えていく。
これをアンプで出そうとしたらいったい いくらかかるんだろう。
きっと今までは、インパクトを受け止められず立ち上がりが鈍り、後でスタンドがボーンと尾を引くように鳴っていたんでしょうね。
低音だけじゃないんですよ、空間が更に拡大して、左右に奥に上に残響が広がるのが分かる。
不思議なのは、ピアノの高音の煌めきとか、シンバルやパーカッションの冴えも高まってる。
オーディオ雑誌等で スピーカーのSN感 とか言ってるのがわかった気がします。
サイドプレスによって 私のオーディオが新しい段階に進むことが出来たのだと思います。」
さらなる進化を目指し、ミッドバスを追加!
今回は、下の写真のようなイメージでミッドバス追加を計画中とのことでした。
アーティストの中に入れてスパイクで重ねる方式であり、ご自身のアイディアを教えてくださりました。
Artistプロモデルの長い(100mm)鋭角ロングスパイクの上部を利用してミッドバス取付け用のステーを乗せる方法です。
結果がどうなるのか、ご自身も不安な様子。
FAPS志賀のアドバイス
ミッドバスの追加方法、グッドアイディアと思います。
フレームから支えるのは全体への影響が大きいのですが、スパイクへの取付なら大丈夫と思います。 取付けステーが振動減衰に効果的かもしれません。
上記に基づき、必要な部品を納入させていただいたわけです。
サイドプレスArtistプロモデルに18cmミッドバスを搭載! その方法と結果
組立後しばらく鳴らしてみました。ミッドバスの追加は予想通り効果大でした。
Artistのフレーム振動への悪影響は特に感じません。
今回追加したミッドバスのクロスオーバーは、50〜300Hzにセットしています。遮断特性は全帯域96dB/octです。
やはり従来3Wayの38cmウーファーと15cmスコーカーとのギャップはちょっと無理があったようです。
ウーファーとスコーカーは80Hzクロスでした。それに部屋の特性も含めると 100〜200Hzが凹むのです。
しかし、それを補正してもなんかこわばるように不自然。
ウーファーとのクロスを250Hzにすると改善するが、なんかぬるい感じが加わり、不満が残りました。
今回18cmミッドバスを追加して4Wayにした事により、音に余裕が生まれ豊かさや安定感につながっています。 それでいてアタックや歯切れは犠牲にならず、迫力も増しています。
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現在のシステム概要
LINN DSMとアキュフェーズの2台以外はほとんど自作品か改造品 |
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全体像Lch |
ミッドバスの底、市販のステーにM8タップ加工しました。 |
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スパイク二段重ね |
スパイク4点の様子 |
FAPS志賀の感想
レポートありがとうございます。 実は凄く驚きました。 ステーをスピーカーに直付けされたのですね。
そこまでやるとは・・・ビックリです。
私は、スタンドスパイクの先にステーを両ネジで取り付け、
ステーの先に40mmスパイクを上向きに取り付け、スピーカーを支えると思っていたのです。
Artistが二つのスピーカーを支持するというイメージです。
N様の方法であれば、ベース付きスピーカーをスタンドに乗せたイメージですね。 振動が素直にスパイク経由で下に落ちていると思います。
満足のいく音が得られたようで良かったです。 スタンドの内部に組み込んだことで視覚的にも音像的にも良い結果になったように思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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