FAPS        Side−Press スピーカースタンド お客様レポート   


広島にお住まいのH様の Side-Pressマエストロ スピーカースタンドの試聴〜導入レポートです。


Web上のサイドプレススタンドの悪いイメージを払拭! マエストロスタンドを導入!


最初に

今回ご紹介するレポートをまとめるにあたり、私は少々悩みました。
H様は、Web上に書かれた記事の影響で、弊社スタンドに対し良くないイメージをお持ちだったのです。
それが事実であるのかどうか? それが最初のお問い合わせでした。
この部分に関する紹介をすべきかどうか、を悩んだのです。

同じような疑問やイメージをお持ちの方もいらっしゃる可能性もいると想像し、
H様のご同意の下、メール原文を使用し、事実のままにご紹介することにいたしました。

H様の最初のお問い合わせ

初めに当方オーディオ知識があまりない為に失礼な事をお聞きするかもしれませんがご容赦下さい。
現在スペンドールのSP3/5を所有しております。購入して早15年経ちます。

その間5年程前に低音用のスピーカーユニットをメーカーより取り寄せ、自分で交換して維持してまいりましたが、
最近どうも低音が細くなっているのに気づき、1ヶ月ほど前にスピカーケーブルをベルデン718に交換しました。
低音が出るように成ったのは良いのですが、今度は低音と高音がバラバラで音が暴れたような感じに成りました。

幾つかインシュレーターを試しましたが効果が無く、これはスタンドが合わなくなったのではと疑い交換を考えています。
ちなみにスタンドはワカツキのあまり良い物ではなかったような記憶があります。
購入当時はスタンドなど何でも変わらないと思っておりましたので。

そこでネットで色々調るとFAPSさんのサイドプレスやバック工芸社さんの名前を目にするようになり、
スタンドの特性などを見ているうちに、私と同じ環境の方の意見がなく相対的なイメージだけ分かりました。

バック工芸社さんは木管楽器の響きは良いが金属的な音が足りない。
FAPSさんはスピーカーによっては低音が変な振動をしたり音の広がりが不自然だったりと、あくまで悪い方のイメ・u梹」犬任后・・w)
(FAPS追記 以下、文字化けしていて読めず)
 
HPでSP3/Pだったかな?インプレッションがありましたが、イマイチ伝わるものが無かったので直接お聞きしたいと思いメールいたしました。

当方、素人に毛が生えた程度ですので実際に音を聴いても分からないかもしれませんが、評判を聞くと不安になります。
値段も安くないので。

そこで教えて頂きたいのは、サイドプレスはスピーカーの相性があるのか?
もし有るのであればSP3/5はどうなのか?
部屋の環境にもよるのでしょうが、今の悪いイメージは払拭出来るのか? をお願いいたします。

FAPS返信メールより

早速ですが、ご質問に答えさせていただきます。
ご質問のHP部分は、メールが文字化けしており見ることができませんでしたので、一般的な回答をさせていただきます。

スペンドールのSP3/5と弊社スタンドとの相性との事ですが、実際に聞いたことがありませんので、正直に言って分かりません。
販売したお客様からも特に感想等も頂いておりません。
初めて聞く珍しいスピーカーですので事前に相談があることが多いのですが、記録になく、販売・貸し出し実績もないと思います。

スタンドで低域が変に振動するなんてことは、よほどやわな箱型スタンドを使っていない限り、あり得ません。

そもそもスピーカーとスタンドの相性を、部屋や機材、音の好みも変わっている他人の感想で判断するのは危険だと思っています。
小型スピーカーはスタンドの使用有無、スタンド種類により、音は激変いたします。
ケーブルに寄る変化を1としたら100以上と思った方が良いと思います。

従来の国産木製スタンド、重量級の金属製スタンドの大半は、非常に大きな鳴きがあるため、聴きようによっては豊かな鳴りに聞こえます。
一般に音量感が増しますが、中低域の切れが悪くなり、定位も広がってしまうことが多く、歌手の喉が肥大化してしまうものが多いですね。

このスタンドの影響はすべての楽曲に対してフィルター的に発生致しますので、それが気になってしまうと非常に辛いことになります。
金属製スタンドは木製スタンドの欠点を補い、エッジの立った切れの良い音を出しますが、金属自体の鳴きは木製以上に大きく、
スピーカーの音色を変えてしまうほどです。

このような欠点を解消するため、天板と底板、太い支柱を排除し、細く軽量な素材を剛性を高めて作ったのが弊社のスタンドです。

上記のような従来型スタンドをお使いの方が弊社のサイドプレスを使うと、音質的な癖と余計な響きがなくなって聞こえるため音量感が下がります。
このため最初は音が痩せた、定位感がきつい、低音が細い・・・と感じる方も多くいらっしゃいます。
聴きこむことに寄り、その音が実はリアルな音色で余計な色が付いていないことに気づかれます。

ロジャース、ハーベス、スペンドール系のいわゆる箱鳴り系のスピーカーは、鳴りを積極的に生かしています。
純正系のスタンドもその鳴きを活用するように作られているものが多く、豊かな響きと柔らかい音色感が得られています。
その響きが好きであるなら、無理してスタンドを変える必要はありません。

私は、LS3/5aとコンパクト7を所有して使っております。
サイドプレスに乗せた場合は、ショックを感じるほどに鳴り方が現代風に変化してきます。
このスピーカーから、こんな音が出せるのか!! という感じになります。
今まで聞けなかったような解像度の高い音色、非常に緻密で解像度が高く、ダイナミックで量感豊かな低域が得られます。
私はこの変化した方の音が好きであり、古いスピーカに新しい命が宿ったようにも聞こえます。

このスタンドによる音の違いを相性という表現では評価するのは間違いだと思います。

推測ですが、H様の場合はユニットを交換した影響が出てきてスピーカーシステムとしてのバランスが崩れてしまったように思えます。
サイドプレスは、その音色を素直に表現してしまいますので、ますます気になってしまうかもしれません。
もし今お使いのスタンドが悪さをしているのであれば、効果がありますが、聴いてみないと分からないと思います。

今出ている音が、どのように聴こえていて、不満がどこにあり、どのような音が欲しいのか。
お聴きになるジャンルや、再生音量の程度、部屋の大きさ その辺の条件も一緒にご教示頂ければ
向いていると思われるスタンドをご提案しております。

しかし、最終的な評価は自分の部屋でお聴きになった音で出すべきです。
そのために弊社では、スタンドの貸出し試聴を行っております。
送料はお客様負担になりますが、約1週間ご試用頂くことができますので、ご検討をお願いいたします。

分かりにくい回答で申し訳ありません。
ご質問等がありましたら、ご遠慮なくなさってください。電話でのお問い合わせにも応じております。
よろしくお願い申し上げます。
H様の2回目のご連絡メールから

はじめに機種間違ってましたSP3/5ではなくSP3/1でした。
返信頂いた内容を読ませていただき、迷った時は初心に戻るべしと気づき、インシュレーターを全て取っ払い試聴しました。
まだ高低音のバランスが今一なのでケーブルのプラマイをアンプ・スピーカー共に反転すると何とか聴ける程度になりました。

お問い合わせの件ですが、現状の音は低音にボリュームがあり切れが悪く響き過ぎます。
まるで昔のディスコの様です(結構、嫌いではないですが聴いていると耳が疲れます)

背の高い木材(3cm程)をインシュレーター替りにスピーカーとスタンドの間に入れると低音のボリュームは減りますが響きはまだ強いです。
(ゴム系インシュレーターは低音のボリュームが増すだけ)

よく聴くジャンルはクラシックとジャズ(このジャンルはあまり問題なし)を少々あとはロック・ポップスを最近よく聞くようになってます。

音量は夜中の小音量から昼間の大音量まで使ってます。(小音量でも何となく低音の響きが気になります。)

部屋は3軒×2軒の12畳のダイニング&リビングで3軒間側を背にソファーで右手2/3を試聴環境として使用してます。
(部屋の状態を伝えるのって難しいですネ)

以上、また、分かり辛い内容のような気がしますが宜しくお願いします。

ちなみに、前回の心配の元はアコリバの掲示板の中でアコリバ自身が言われてました。
(http://www.acoustic-revive.com/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=328&forum=19)

FAPS返信メールより

初心に戻って・・・・大賛成です。
色々とやり過ぎると収拾がつかなくなってしまい、泥沼に落ちるだけです。

SP3/1ですね。了解しました。下記を参考になさってください。
http://www.family-arts.com/sidep_report/kanagawa_h_artist_sp2.htm

このスピーカーは、低音の量が多めなで、全体の音域バランスが崩れやすいようです。
それを締めたいと言うのであれば、サイドプレスは有効に作用いたします。
低域の解像度も驚くほど向上すると思います。

気になさっていたのはA社さんの記事の事でしたか。良く知っております。
完成度が足らなかった最初期型のサイドプレスを使用し、床スパイクも使わずに比較された記事です。

サイドプレスをけなすことを目的にした的外れの創作的な記事ですので無視した方が良いです。

私がお客様からいただいたA社さんの最高級スタンドを素直に評価したことがありました。

http://www.family-arts.com/faps_labo/sidep_vs_rss604.htm

これを見た天下のA社さんが個人企業の弊社に大慌てで仕返ししてきた記事だと思っています(笑)
当然ですが、弊社スタンド(しかも最初期型の旧型!)の悪口のオンパレードです。
読んで笑ってしまいました。よくもまあ耳の悪い人ばかりを集めたものだ!と
逆に私の記事がそれほど焦るほどの内容だったのかと思いました。

ご参考
下記の雑誌掲載紹介をご覧になってください。
http://www.family-arts.com/photo_view/photo_view.htm

サイドプレスの評価記事類です。実は弊社では有償の雑誌広告を全く行っておりません。
にも関わらず雑誌社・評論家の方たちが興味を示され評価品の貸出しを行いました。
最初期型のワイドタイプのサイドプレススタンドでした。
その結果を10ページ近くの記事にまとめてくださり、絶賛なさってくださいました。

田中伊佐資さん、ジャズ評論家の成田正さん他はサイドプレスの実ユーザーでした。

その他にも、価格コムに記録的なスレがあります。
お時間のある時に眺めてはいかがでしょうか(5年間にわたり第43回まで続いた長寿命スレッドです)

2008/04/21
『小型SP&サイドプレスに嵌って…』 
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=7705553/
ユーザー様を含め、すべてが事実に基づくことは販売元ですから良く分かりますし、
オーディオの一般的な内容についても示唆に富む優れたスレッドだと思います。勿論、私個人は参加しておりません。

試聴機貸出しについて

SP3/1のサイズは幅220×高さ400×奥行280mmと思いますので、どのスタンドも適合いたします。
セッティング後1日程度で馴染みますので、その印象で判断してくださって結構です。

低域を締めたいのであればRB/SE、自然な音色を求める場合はHS/SEという感じです。

Artistスタンドの場合、音色は落ち着き、充実した中低域が得られますが、低音が出過ぎの傾向になるかもしれません。
逆に解像度が高く切れが良い低音なので高バランスとなる可能性もあります。

ちょっと大きめのスタンドになりますが、マエストロも似たような傾向になります。

どれか一つを実際に試聴してみて、その結果からスタンドを選んで良いと思います。

以上のようなQ&Aを経て、H様はマエストロスタンドの貸出し試聴を行ってくださいました。

 

試聴開始直後のH様のご連絡内容

本日午前中に試聴機が届き夕方から設置作業を開始しました。

設置に手間取り4時間程掛かってしまいました。
レーザーポインターの光量が弱く電池交換しておきました。なので試聴は夜になってしまいました。
表題の通り第一印象ですが音量を絞り気味でCDを再生、

スレで皆さんが仰る通りスピーカーから音が出てない!?
スピーカーの中間から音が聞こえてきました。
今までは、目を閉じて聞かないと感じられなかったものが目を開けてきいても感じられます。
感動で胸が踊りました。

また、スピーカーの外側へも音が拡がって聞こえるので、コンサートホールとまでは行きませんが
ジャズハウスに居るかの様な感覚でした。
ただ、音質は設置したばかりのせいか、高音が強く低音が弱くなり過ぎた感がありました。

ベーススパイクの飛び出し長さは黒檀ベースと本体の間が5mm程、自重受け座は1本でスピーカー中央より若干前気味、
側面押し座はスピーカーの後部・下部から1cm程距離をおいて設定

これから音質が落ち着いてくるのか、設定を変えるか暫し様子を見ます。
変化が出ましたら第二報をMailさせていただきます。

FAPS返信メール

レーザーポインターの電池の件、ご迷惑をおかけしました。

スピーカーのセッティングは特に問題ないように感じます。鳴らし始め後、1日程度で押し座部分の馴染みが出てきてきます。
取り付け時にスピーカーが傾いていた場合は押し座との間にギャップが出ることがあります。
改めてスピーカーを揺らしてガタがないことをご確認願います。

ベーススパイクはもう少し伸ばしても良いと思います。
中低域のバランスを調整したい場合にいじってみてください。

空間表現も出来ているようですね。
小音量での試聴と言うことなので、音量を上げた時にはまた違った印象になると思います。
写真もお送りいただければ、セッティング状況についてアドバイスを差し上げることができます。

ごゆっくりと試聴なさってください。

H様から頂いた2回目の試聴結果です。

早速、昨夜調整をし、今夜試聴をしております。

調整内容としてスピーカー前面外側幅を200cm、スピーカー前面がテレビより10cm程前に (薄型テレビでないので辛いです)
スピーカー前面からクロス点までを270cmほぼ耳の位置
ツイーターのラインが頭上5cmぐらい (これ以上高くすると高音が抜けた音になる)に落ち着きました。

レポートですが、高音が落ち着き低音のボリュームが増したようです。
また、私が空間表現を理解していないのですが、上下の音の広がりとは高音が上に延びて低音が下に沈む感覚でよろしいでしょうか?
正解であれば確かに感じられるようになりました。

奥行き感ですがステージと客席の親近感は感じますが、ステージ上はステージの奥行がかなり狭い感じです。
やはりテレビが邪魔してるのでしょうか?
まだ小〜中音量でしか聴いていないせいなのでしょうか?
FAPS返信メールより

早速のご試行と感想、ありがとうございます。高音の調整は出来そうな感じですね。

テレビ面との距離が10cm程度ですか。思っていたよりも少ないですね。間違いなく影響を受けていますね。

試験的に試聴位置も後ろに下げ、スピーカーを50cm以上手前に寄せて、音の変化を確認なさってみてください。

リスニングポイントまで270cmというのは、ちょっと離れすぎかも知れません。
空間表現と音量との関連はあまりないですね。

<ご参考>
当方の試聴室のスピーカー中心の間隔は120cm程度、スピーカーバッフルから耳までの距離は220cm程度です。

出た音が好ましいのであれば、それをあまり変化させないように位置決めをすれば良いと思います。
ただし、位置変えによる変化した音を正確に捉えるのには、結構時間がかかります。
今回の試聴では、どのように変化するかの傾向を理解されれば良いと思います。

テレビの画面に厚めのカーテンのような布をかけるのも一定の効果はあります。
こちらの試聴室では使わない機材の反射防止のため、ニトリの安いインドラグ風のテーブルクロスを使っています。

何とかなりそうだな、という感触を得たら、時間をかけて最良のポイントを探します。
時間をかけるというのは、セッティングを変えたら最低でも数日間はその音をしっかり聞くと言うことです。
ぱっと聞いてこれは*** というような聴き方はまったく駄目です。

上下方向の空間表現は、言われるような傾向にもなりますが、もっと具体的なものです。
フルオーケストラを鳴らした場合に、ステージの奥行きがあたかも10m以上あるように感じ、
雛段にのったオーケストラの管楽器奏者の椅子の高さの違いと共に前後感も感じる状態です。
オケの強奏部分では部屋前面の空気全体が鳴り響くような感じです。

ステー上の椅子に座ったギター奏者と近くで立って歌う歌手の等身大の大きさと、距離感を感じるようにもなります。

こういう風に聞こえるためには、そういう状況が録音された音源でないと難しいです。
最近のデジタル録音ものは、平面的に感じることが多く、
1960年代のアナログ録音や1ポイントマイク録音のもは立体感が出やすい傾向にあります。

この録音は、こういう傾向に聴こえる、こちらは・・・・というように、
比較試聴のための音源を決めておくのも一つの方法であり、皆様がやってますが、
ややもすると出る筈もない音を変に出そうとしたり、バランスの崩れた音を作ってしまうことがありますので注意が必要です。

スピーカーも小型の方がこういう表現が出来やすいです。

こんな感じですが、出ている音への慣れの問題もありますので、短期間でそれを求めるのは無理と思い、気楽に聞いてみてください。

H様から試聴終了後に頂いたレポートです。

お恥ずかしい話しですが、変な記事に踊ろされてましたね。
実際に試聴させていただいて、素晴らしい音を奏でるスタンドでした。

最終試聴報告ですが、色々苦労しましたが高音は艶っぽい音を奏で音量豊かになりました。
そのせいか今まで最前面にいたボーカルが半歩下がった位置で唄って、
最初は物足らなさを感じましたが、聴いて行く内に全体のバランスが良くなった事に気付きました。

低音に関しても最初の内は物足りなさを感じていましたが、最終的に豊かで執こくなく切れが感じられました。

音の広がり関しても条件の良いCDであれば、上方向および奥行きを感じられましたし、
そうでなくても、横方向の広がりとスピーカーから音が出ていないかのような錯覚に感動しました。

好みの音に仕上げるのに設置とチューニングに苦労しそうですが、嵌れば最高な音楽ライフを送れそうです。

マエストロスタンド導入後の写真です。

 
FAPS志賀の感想です。

スピーカースタンドだけでなく、小型スピーカーや他の機材を他人様の評価レポートで判断するというのは、
ある程度止むを得ないことだとは思っています。

しかし、当たり前ですが、個人の好みや癖、耳の善し悪し、部屋の違い、セッティングの違い・・・
聴き音楽の違い、録音の違い、聴く時の気分や感情 等々の要素があり、
音を普遍的、公平かつ客観的に評価することは基本的に無理だと思っています。

にも関わらず、雑誌やWeb上に散乱する各種情報に混乱し、悩まされる方が多いのも現実です。
こうすれば良いという回答は、
自分の部屋で自分の機材で自分の好みの音楽で聞いていただく、
これしかないと考えています。

FAPSは幸いなことにスピーカースタンド専門店であり、商品種類も少ないので全製品を貸し出すことできます。
悩むなら実際に聴いてください! と申し上げられる、これが最大のサービスでもあると考えております。

H様はこの提案を受け入れてご自宅試聴をなさってくださり、ご自分で納得できる答えを得られました。
FAPSがお役に立てた瞬間でもあり、非常に嬉しく思っています。

スタンドによる音の変化は、一般の方が想像するよりも遥かに大きなものがあります。
やっかいなのは、オーディオシステムの最終段であるということであり、スタンドの影響はすべての再生音に影響してくるのです。
カメラレンズに装着するフィルターを同等に、問答無用ですべての音に作用してくるのです。
癖のある音を出すスタンドは、すべての再生音に同じ癖をつけます。

その癖が好みであれば、それは幸せなことだと思います。
しかし、その癖をスタンドによるものと認識できずに、上流側機材の影響と誤認すると大変なことになります。
なにをやっても同じように色つけされ、スタンドの影響が大きいほど、上流側機材交換の影響(変化)も薄められてしまいます。
結果的に多額の出費を伴う、泥沼と呼ばれる世界に引きずりこまれてしまうのだと思います。

FAPSのスタンドは可能な限り、スピーカースタンドの影響を少なくしようと日々研究しております。
スタンドで本当に音が変わるのだろうか? よくなるのだろうか?
FAPSスタンドはその答えを出してくれる可能性が大きいです。是非お試しになてください。