都内にお住まいのN様 | 使用スピーカー : ELAC 310IB | 導入スタンド Side-Press Mini Pro (Pro85) | ||
都内にお住まいのN様からミニスタンドProの試聴レポートを頂きましたので、ご紹介させていただきます。 N様は弊社のスタンドのデザインに不安をお持ちであり、音質のみではなく、見た目の整合性等も含めた総合的な試聴をご希望されました。 試聴開始直後に笑いが出てしまいました! とリアルタイムでご報告頂きましたが、 その後一週間にわたり、実に詳細な試聴を行ってくださり、大きなご満足と共にスタンドを導入くださいました。 N様は弊社ホームページのお客様レポートを熟読くださり、その内容が非常に参考になったとのことでした。
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●試聴スタンド貸出し依頼時に頂いた情報とご希望 (原文通り) | ||||
【使用するスピーカー】 ELAC 310 Indies Black 【スピーカーのサイズ・形状】 H208×W123×D282mm 【使用中のスタンド】 インシュレータ(ウッドブロック)のみ 【試聴環境等】 部屋:和室7畳+洋室6畳の縦長ワンルーム 機材配置:左右に各々300mm程度余りのあるTVボード上にSP-TV-SPという配置で設置。 左右背後に空間あり。視聴距離は2m程度。 部屋の形とサイズの関係もあり、上記のようにTVボード上にTVとブックシェルフSPを配置しています。 オーディオ観点ではラックの上に配置したり、間に物を置くというのは望ましくないことは承知していますが、 見た目や生活、各種機器の置き場所を考えると、この配置が最大公約かと思っています。 なお、現時点ではその「望ましくない」ことの音への悪影響は殆ど感じておりません。(知らぬが仏かもしれませんが・・・) 試聴では、音がどう変わるかは勿論ですが、 形状が特異なSide-Pressを生活に持ち込むことの印象・使い勝手を特に確認したいと思っています。 正直に申し上げるとSide-Pressは見た目では「No」なのですが、 それでもその気になる点を圧倒するメリットを見出せたら、と思っています。 また、ELAC 310は形状が独特な(縦横が小さく、奥に長い)ため、そもそもSide-Press miniが適合するかも心配な点です。 ラック上への配置という点でも、寸法だけで言えば内振りするにはギリギリですので、適合するかという点も確認したいと思っています。 (黒塗り金属という点では、見た目の相性が良いかもしれません) 最後にですが、FAPSさんの理論は筋が通っており、(音の傾向の好き嫌いはともかく)音が変わることが容易に想像でき、 安心してレビューやアドバイスを読むことができます。 それこそが今回試聴機材を申し込む理由であり、興味を持った理由になっています。 |
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●貸出しご依頼を受けた時のFAPS感想 | ||||
ここまで詳細な情報と御懸念内容をご連絡頂けると、貸出し側としても意気込みが違ってまいります。 デザインに不満を感じるとのことについても、それが試聴で変化するのかも大変に興味を持つところでございます。 詳細な情報があれば、添付する部品の選択が非常にし易くなると共にご希望の音が出せそうなスタンドのご提案も可能となります。 今回は、標準の貸出し品ではなく、ミニスタンドのProモデルをご提案し、押し座も非標準のProタイプ85を添付いたしました。 |
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●N様から頂いたミニスタンドProタイプのご試聴・ご導入レポート | ||||
試聴終了後に頂いたN様のご感想です。 文章、写真等すべて原文通りにご紹介させていただきます。
前置き 足回りのキューブは元々他のスピーカーで使っていた余り物ですので、見た目がひどいですね(笑) 私の環境ではTVボード後方にベッドを置いているため、後方が十分に空間のある配置となっています。 個々の曲の感想は省略してしまいますが、 うわ、兵器だなこれは。って思うような外観です。
音を出すために生まれた形としか思えない、ある種の機能美を覚えます。
これで良い音しなかったら嘘ですよね。 一言で言えば、スタンドなしで聴いた時の不満点が全てなくなりました。
とはいえ、310と合わせたこの金属質な外観は、無骨なクラシックカメラのようで"あり"に思えます。 Mini-Pro、写真を同僚に見せると、「いいね」との声が意外と多いです。 |
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●FAPS志賀の感想 (メール抜粋 その他) | ||||
Mini-pro、音もデザインも何とか及第点を頂いたようですね。 安心いたしました。 デザインで戻されるか音の魅力で留まれるか・・・ といった要素もあったので、少々気をもんでおりました。 まさに「あばたも笑窪」ではないでしょうか。 あの姿がなければ、笑いのこぼれる音も出てこないと思っていただければ 無骨な姿も好みに見えてくると思います。 サイドプレスのお客様の大半はそんな印象ではないでしょうか。 ピュアサウンドを目指しているのですから「何よりも音!」で行きましょう! ●上のようなご返事を差し上げましたが、 頂いた素晴らしい感想文を読み、涙が出るほど嬉しくなってしまいました。 「何だ、この変なデザインは!」 そう思われたお客様がいかに多いことか・・・ この私が一番知っております。 そう思われていたお客様が、出てくる音によりデザインへの共感も感じてくれるようになっている。 良い音を出す為に妥協のないデザインと無骨なまでのがっちりした作り、 これしか出来なかったのです。こうするしかなかったのです。 それをご体感くださり、認めていただいたことは、ものつくりにとっても本当に嬉しいことなのでした。 ご指摘頂いたマイナス面・・・・ これは笑って認めるしかないですね。 その他のマイナス面’(例) ・スピーカーを飛ばしてしまった・・・
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