FAPS   T−TOP スピーカースタンド   お客様レポート

   都内にお住まいのK様(JBL S143) 導入レポート

都内にお住まいのK様から沢山の写真と共にT−TOPスピーカースタンドの導入レポートをいただきました。

JBLのS143のスタンドは、スピーカーと同一形状になるようにデザインされたもので
何と前面にはサランネットも付属している外観優先とも言えるものです。

K様は、どちらかと言うと「もっさりとした音」の改善をご希望されており、
純正のスタンドは床への震動
凄く何か対策は無いかと思案結果
T−TOPスタンドにご注目くださいました。



ご購入前に頂いたK様のご質問内容

K様からは購入前に以下のようなお問い合わせをいただきました。

・JBL S143、3点支持に不安ですが、安定度はどうでしょうか?
・オプションで床やスピーカーに傷が付かない様なものはありますか?
・販売店はありますか?

K様へのFAPS回答メールより(抜粋)

T−TOPスタンドにご関心を持っていただき、ありがとうございました。
ご質問事項に答える形で、いくつかご説明させていただきます。

JBLのS143は、既に適用実績がございます。
お客様の感想は、純正スタンドをT−TOPスタンドに変更した結果、
Mk2を超える音場表現と切れの良い低音が可能になったと大変にお喜びでした。
全体にクリアで見通しの良い音になることに驚かれると思います。

3点支持にご不安があるようですが、
S143は重量があり、寸法的にもT−TOPの最大支持スパンで使用できますので
極めて大きな地震でもない限り大丈夫と思います。
スピーカーの形状と重心が相当にフロント寄りであることを考慮すると
支柱2本が前に来るようにセットしていただいた方が良いと思います。

床への傷防止は、
黒檀等の固い板材を使っていただくか、
安定性の良いスパイクベースを使っていただく必要があります。
当ショップでオプション販売していますスパイクベースは、機能優先設計のため、外観は今ひとつですが
深いすり鉢形状のためスパイクずれが置きにくくなっております。
スタンドと同時お買い求めの場合は、8ケで9,600円とお安く提供させていただいております。

スピーカー底面の傷防止は、
通常は、スパイクベースが当たる部分に両面テープを用いて1円玉を貼り付けてもらっています。
接着力が弱い両面テープと、スパイクが刺さりずれがおきにくいアルミ製の柔らかい1円玉がポイントです。

別の方法としては、通常は、1ケのみ使用するスピーカー自重受け座を3ケ使用する方法もあります。
硬質ゴムで受けるため、音質的には若干マイルドな感じになりますが、傷が付かず安定性も増す方向になります。
自重受け座は、4ケ5千円で追加販売することができます。

販売方法については、
販売・流通経費、広告費等を減らすことも主眼にWEB上の通信販売と自社販売のみであることをご理解頂きました。

K様は、ご検討された結果、当社のスパイクベースと自重受け座を含めてお買い求めになられました。


K様から頂いた感想です。

純正スタンドからの変更ですが第一印象はすっきりさわやかって感じです。

壁が近く、前には厚いラグで右にはカーテンと言った感じで
純正ではもっさりとした音でしたが
全て良いほうに解消できました。

モニターオーディオの小さいSPもS143に乗せてみたところ
臨場感が豊かになったことも付け加えておきます。

お陰様で現在、震動がほとんどありません!!
ピンベース&SUS製テーパー台の威力絶大です。
ぜひマンションオーナーに薦めたいですね。

アドバイス有難う御座いました。

K様からお送り頂いた写真です。


リスニングルーム全景


スタンド付近 (スタンドに電源ケーブルが接触しています)


左側壁、テレビ台との位置関係


右側のセッティング詳細

写真を見たFAPSの感想をK様にお伝えしました。

感想と写真ありがとうございました。
すべて良い方向とか、お役にたてて何よりです。

参考までに写真を見せていただき思ったことを書かせていただきます。

1)配置について

 ●全体に少し右に寄せた方が良いかなと思います。
  センターラックと接触しない程度にスタンドをラックに近づけても良いかもしれません。
  できるだけ左右の壁から離すようにした方が良いと思います。

  現状ですと左の壁に近すぎ音場が狭くなる方向に作用しているように思います。
  右側はガラスですがカーテンがあるので反射の影響は若干軽減されると思います。

 ●スピーカーの位置も10cm程度でも良いのでもっと前に出したほうが良いでしょう。
 ●壁の反射の影響を減らすためにスピーカーを若干内振りにするのも良いでしょう。

2)セッティングについて

 ●SPの受け座のボルトには、ナットを使ってロックし、支柱と一体になるようにしてください。
  ナットは上でも下でも構いません。
  スパイクも同じなのですが、ネジ穴には多少遊びを持たせていますので、ロックしないと
  微小な振動が発生し音に影響(音の濁り等)することがあります。

 ●電源ケーブル、スピーカーケーブルは、スタンドに接触させないようにしてください。
  当社のスタンドは、基本的にスタンド支柱を振動させるように作ってあります。
  表面積が小さいのでその振動が音(鳴き)になってくることは非常に少ないのですが、
  その振動がケーブルに伝わると再生音に影響が出てきます。

以上、写真を見て気になった部分を列挙してみました。
生活空間とのバランスも必要と思いますので、上記をご考慮の上、セッティングを詰めてみることをお勧めします。


 K様の現在のセッティングの様子です。


ケーブルを移動し、スタンドをテレビ台に寄せておいてありますね。
全体に右寄せするのは、カーテン操作等を考えると難しいとのことでした。

サイズが合うものであれば、純正スタンドのサランネットをスタンドをマジックテープ等で取り付けるのも一興かと思います。
ケーブル隠しだけではなく、コーナーからの反射音の影響を減らせるかもしれません。

大型ディスプレイをスピーカー間に置くのはオーディオ的には好ましくないのですが、
生活空間とのバランスを上手に取ってセッティングを詰めていかれると良いと思います。

後方壁からなるべく離し、ディスプレイ画面よりできるだけ前にスピーカーを持ってくるのがポイントでしょう。
テレビ台もひょっとすると共鳴箱として作用しているかも知れません。
内振りはスタンドはそのままで、スピーカーを少し動かせだけでできますのでお試しなさってください。

ギターも演奏されるようですね。JBLの奏でるバックで演奏されるのでしょうか。
豊かで楽しい音楽のある生活をお送りください。
ただ・・・スピーカーの前にギターを置くと共鳴箱として作用するかも知れませんね。

AudioとVisualを共存させるのも結構難しいのですが、
楽器演奏の場とオーディオを聞く場所を一緒にするのも難しいです。

実は、私自身がフルート奏者なのですが、
オーディオ的に良い部屋(試聴室)は、実は吹いていてあまり楽しくないので
音が良く響く居間や吹き抜け階段室?で吹いていることが多いです(笑)

FAPS 志賀