Duane様、新製品、覚醒Tallの開発の後押しをしてくださりありがとうございました。 最初のユーザ様であり、名づけの親にもなっていただき、感謝しています。 永らくT-TOPスタンドをご愛用いただいてからの覚醒への変更、様々な意味で嬉しいです。 特にInoueスピーカ用のスタンドは、T-TOPスタンド言う状態が新たな展開となることへの期待が膨らみます。 T-TOPと覚醒には技術的な共通点は少ないように思われると思いますが、実は音質向上面で重要な関連があるのです。 オリジナルのT-TOPスタンドは、スピーカー3点支持方式で、リジットに乗せることが基本となっていました。 しかし、Inoueユーザーの皆さまは、オプションのサポートバーをグラグラみたいな状態で取付けて4点支持としておられます。 私は、その方法に疑問を持っていたのですが、今は技術的にも納得しています。 まず、4点均等なスピーカー支持というのは、実はほとんど出来ないのです。見かけは4点支持に見えても、支持点の接触は3点半程度。 1か所は、半分遊んでいるような状態で不安定な支持となってしまいます。 それを前方の2点をグラグラ(しなやか)に支持することで、理想的な4点支持ができている可能性があるのです。 ものを支持するうえで、グラグラ状態というのは好ましくないように思われがちですが、揺れた状態でも急激な衝撃を与えずにしなやかに逃がす(いなす)ことができます。 Inoueユーザーの皆さんは、そう言いう意味で上手な使い方をしているということになります。 実は、その利点を覚醒は応用していているのです。地震時にフラフラと揺れる挙動は言い返すと安定した支持をしているからこそ出来るのです。 覚醒のゆらゆらを対するべく、質実剛健的な発想で支柱を太くしたり、数を増やしたり、薄いフレームを厚くしたり、床・壁等からの補助支柱を追加する行為。 覚醒開発時に検証済みなのですが、こういう行為は覚醒の持ち味を根本的な部分から破壊する結果となります。 大地震でスピーカーが落ちて壊れたりする可能性はありますが、上記のような対策を行ったとしても家が壊れたら同じことです。 その辺を割り切って良い音を楽しめるうちに楽しむ。趣味の世界なのでそれで良いのはないかと思ってます。 これからもFAPS製品をご愛用くだ去って欲しいと思います。