Side-Pressを超えるSide-Pressを求めて・・・・・
2018.8.18 FAPS試聴室の機材配置変更
機材配置変更後のFAPS試聴室
FAPS試聴室の機材配置の変更を行いました。 変更前の機器配置は、部屋の長手方向に配置したラックに音源及びコントロール系の機材をセットし、部屋の正面にパワーアンプとスピーカーを配置していました。 この配置の場合は、プリアンプからパワーアンプまでの距離が長くなるため、幾つかの問題がありました。 ラインケーブル等が長くなることによる音質的な弊害、電源配線の多重化等です。 高品質バランスケーブルの使用、電源の分割で対応してきましたが、その根本的な解決を図ったわけです。 今回の基本的な方針は下記の通りです。 ・常用DS系と予備用(CD・アナログ)系を別システムとして構築する。 ・常用する機材はスピーカーも含めて集中配置し、すべてのケーブルを2m程度に短くする。 ・パワーアンプを含む常用機材のすべてに高品質電源を提供する。 ※容量3KVAの200-100ノイズフィルタトランスからの給電を、旧 DENKEN社製のSIT素子を使用した電源装置(容量1000VA DA-7100特注品)で生成された高品質電源を使用する。 ※予備システム系は、必要に応じパワーアンプを除く全機器に給電できるようにしておく。 ・LAN関連機材を集中配置し、NAS〜LINN DS間の配線を短くする。 ・Wi-Fi系の機材はオーディオ系から分離し、設置位置を離す。 結果は、ベールが数枚取れたようにスッキリしたものになり、ボーカルの存在感が大幅にアップし、臨場感豊かなものになりました。 大成功と言えると思います。 以下にその様子をご紹介します。 |
No. | 作業の雰囲気 | |
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作業前 従来の配置 左側の壁と床に長い配線が通っています。 |
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作業中 すべての配線を撤去 |
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LAN関連を集約 無停電電源装置 NAS、ルーター等 オーディオ系とは別系統のコンセントから給電 |
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DENKEN DA-7100 クリーン電源装置 音響パネルの背面に設置。 防振と共振防振対策も行いました |
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常用系統の配線 75cm〜200cmの ケーブルを使用 バランス・電源ケーブルはAET ラインケーブルはWBT |
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配置変更により 撤去したケーブル 3台のパワーアンプに対し、個別に配線していたものを中止。 システムを簡素化し、 3mを超えるような長尺ケーブルがなくなった効果は抜群でした。 |
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常用システム部 |
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CD・アナログ専用 サブシステム LUXMANプリ C-03 サンスイ AU-1111 MOS Vintage クリアオーディオ社 リニアトラッキング DENON 103 エアサスベース使用 CDT マイクロメガ社 CDF1 Premium エアサスベース使用 DAC ノーススター 他 |
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背面の配線 |
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新配置の試聴室 非常にすっきりしました。 音もスッキリです! |
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常用システム Linn DS Nuforce プリ クレル パワー 左右はサブウーハー オーディオフィジック社 LUNA FAPSラック FRSに収納 アキュフェーズP500は予備 積み重ねラックの追加でCD等の接続も可能です。 |
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常用システム全景 |