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G様の 「ブリロン1.0(改造) + sidePress(従来型) 使用レポート」
以前からSide-Press(従来型)でブリロン1.0をお使いになられており、
新たにSide-Press用の鋭角スパイクを購入されたG様から
セッティングとスピーカー改造に関するレポートをいただきました。
ブリロンユーザーにとって、実に興味深いものと思い、紹介させていただきます。
アドバイス頂いたとおり、黒檀材を業者に依頼して10×10×3pに加工してもらい、
鋭角スパイクの下に設置しました。
予想通り、実に心地よい締まりのある音が出るようになりました。
もし焦ってスパイクベースを使っていたら、後悔していたことだろうと思います。
写真にあるようにブリロンは、上下を逆にしてセットしています。
そちらの掲示板で見つけてすぐに試してみたのですが、確かに音に厚みが出てきます。
やはりリスニングポイントが低い場合に顕著ですね。うちの場合ベッドの上が定位置
なんですが、座った状態より横たわったときの方が音が良かったりします。
話は変わりますが、FAPSさんでは今でもBrilon1.0をお使いでしょうか?
元々私がブリロンにはまったのも、
FAPS様個人のHPの記事に刺激されたことがきっかけだったりします。
あのチューニングの内容では、CR&配線を交換、SidePressを使用中のご様子ですね。
ウチも先日まで同じような条件で鳴らしていて満足していたのですが・・・
散々やりつくしてスピーカー本体に出来ることはもう無いだろうと諦めかけていた矢先、
ひょっとしたらご存知かもしれませんが、ここの改造方法を半信半疑でやってみたところ、
http://home4.highway.ne.jp/s-12/S2/S3/bsbsm/bsbm_weight.htm
ブリロンウーハー後部にセットしたデッドマス
信じられないくらい改善されました。
いや、改善というよりブリロンが生まれ変わりますね。
真鍮の重し(デッドマス)を接着剤で左右のユニットにくっつけただけなんですが。
効果としては、
音の濁り(特に大音量時や沢山の楽器が重なる部分)がウソのように消え、
微弱音や余韻まではっきり出るようになります。
あと、打楽器のキレや低音の立ち上がりがまるで別物になります。
値段的には直径65mm×長さ66mmの円筒形を2個分で7000円程度ですので、
コストパフォーマンスは抜群です。
今のところウーハーだけですが、これに味をしめてツイーターもやってみる予定です。
ちょっと宣伝ぽくなりましたが確実に効果があります。是非お試しください。
使用スピーカーはブリロン1.0+sidePress(従来型)を改造してあります。
配線は試聴屋さんで扱っている金メッキテフロン被覆銅単線、
ネットワークコンデンサはPractさんで購入したKP1832+NSF、抵抗はPCNの巻線に変えてあります。
更に端子を日幸電気のOFC削り出しに、ユニットにはマエストロを塗布しました。
そして今回施した改造がツイータとウーハーに真鍮のウェイトを接着し、
コーン紙の駆動率を引き上げるというものです。
本当はもう少し大きいものを接着したかったのですが、ブリロンの中は狭いので・・・
その差は歴然、同じスピーカーとは思えない位改善されました。
上下ともに詰まった感じや、音の濁りがなくなります。
特に打楽器など低域の立ち上がりが恐ろしく速く、
曲によっては全く違う音楽に聴こえてしまいます。
そして何より長時間聴いても全く疲れなくなりました。
SidePressによって与えられた立体感に加え、
澄み渡った高域と強烈なアタックが得られるのです。
ブリロンとSidePressの組み合わせで更に上を目指したいという方には是非おすすめです。
G様 Side-Pressのご愛用ありがとうございます。
今回は、スタンドセッティングのチューニング及び
スピーカーのチューニングに関するレポートをお送り下さりありがとうございました。
ブリロンを上下逆さまにするセッティングは、他のお客様から頂いた情報でしたが
リスニングポジションが低いときに有効と知り、公開させていただいたものでした。
スパイク受けに黒檀ブロックを使うことも含め、お役にたてて何よりでした。
デッドマスは、初めて知ったチューニング方法です。
一度どんな音になっているのか聞いてみたいものです。
ブリロンでは非常に有効だが、他社製品では逆効果になることもあるとのこと。
そこのところがチューニングの悩ましい部分ですが、音に変化が出る証ともいえます。
想像ですが、恐らく箱鳴り系のスピーカーには向いていないのではないかと思いました。
蛇足ですが、デッドマスの製造元である吉田精工さんが工場を閉鎖するとのこと。
今後は、デッドマスは入手が難しくなるかもしれませんね。
試して見たい方はお早めに!
ブリロンの改造については、賛否がありますが、私は肯定派です。
手を入れることにより音が変化し、好みのそれが好みの方向に行った時は最高ですよね。
Side-Pressは、そうした変化を素直に出すことができるニュートラルな音調のスタンドです。
スピーカーだけではなく、上流側機器、機材の変化も良く出せます。
これからもチューニングの楽しさをご満喫ください。
レポートありがとうございました。
FAPS