FAPS Side−Press スピーカースタンド お客様レポート
Pract Sound System 岡本様 (ブリロン1.0 SLE)
これまでのブリロン専用スタンドに比べて大柄で大変重いスタンドである。
両脇からサイドパネルを押さえるかたちで固定する。
ここが支点となって上下に角度が自由に変わる。下からの支えボルトで仰角を決めて固定する。
造りが大変丁寧で、各部の溶接が美しい。
完全な隅肉溶接で綺麗に一体化されており、
見かけは細い鉄枠なのだが、まったくゆらゆらせず実に安定している。
ブリロン1.0 SLEの取付状態
以前のブリロンスタンドとほぼ同じ仰角にして小さく音出しをしてみた。
いきなりダイアナクラールの音像が目の前に出た。
この音量でこの輪郭!これは!! 大いなる可能性を感じさせた。
音量を上げていく・・密度感が素晴らしい。
緻密な音の空間に包まれる感覚がなんとも心地よい。
スピーカをまったく意識することなく、かつ大音量でも破綻無く
全てのディテールを見事に溢れさせている。
何故こんなにもリアルな臨場感が再現されるのであろうか。
これまでは、スピーカのユニットを背面バッフルから固定したり、スピーカそのものを
後ろから固定して前後動を制限したりする構造が「音が良い」とされてきた。
しかしながら、このスタンド、左右のバッフルを両側から圧迫固定するという
見たこともない新たな方法を採用している。
それが、これほどまでに良い音を出すとは正直驚きである。
思うに、左右方向から圧縮されることで左右バッフルの不要振動つまり歪みが減り、
振動エネルギーが前後方向に集中することが功を奏しているとはいえないだろうか。
そういえばブリロンは背面ダクトのあるユニットであり、前後方向の空気振動を積極的に音にしている。
このようなコンパクトスピーカにこそ、このスタンドはベストなマッチングを生むものであると思われる。
長い思考錯誤の結果とのことであるが、
このデザインと構造を見出したFAPSの志賀社長に敬意を表したい。
PractSoundSystem 代表 岡本 様より
お世話になっています。
当ショップのほとんどの機器は、何らかの形でPRACTさんのチューンを受けておりますが
その効果も相まって今回の素晴らしい音が得られたと認識しております。 FAPS