FAPS Side-Press スピーカースタンド お客様レポート
都内にお住まいのT様 (Brilon1.0SLE)
オーディオフィジック社のBrilon1.0SLEをお使いになられているT様から頂いた感想です。
T様は、クラシック、ハウスやエレクトロニカ等の電子音楽、ジャズ
そして映画やニュース等の広い分野で音楽をお楽しみになっています。
先日Side−Pressを購入させていただいた、Tです。Side−Pressを導入しての感想ですが、
まず、今まで以上に音楽を聴くのが楽しくなりました、と申し上げておきます。
いい音だというのはもちろんなんですが、それ以上に音楽を楽しく鳴らしてくれるスタンドだと思います。
以下、僭越ながら感想を述べさせていただきます。
使用環境ですが、15畳ほどの細長い部屋を横長に使っています。
スピーカー間は3メートル弱、スピーカー後方の空間は40センチほど、左右は最低でも1.5メートルほどです。
中央には機器やディスプレイなどがあります。
床はコンクリートに絨毯が直張りになっており、スパイクで直接床に設置しています。
音ですが、全体的に、とにかくストレスを感じさせない鳴り方だと感じました。
細かい音がでるようになり、ニュアンスは豊かになり、音場は広がり(特に上方向)、
定位もかちっとするんですが、いい意味で強調感がない。
芯はしっかりしてるんですが、手触りはすごくナチュラルな感じです。
低音はボトムエンドが下がると同時に、明らかにクリアになりました。
例えば、弦楽四重奏などの厳しめの曲のかなりオンな録音でも、痛いと感じることがない。
電子音楽の持続的な低音も、今までは時に耳をふさぐような感じがあったんですが、
空間的にきれいに広がり、質感がちゃんとわかる。
こういう低音を今のシステムと部屋で聴けるとは思いませんでした。
ただ、そういうことを意識せずに音楽を楽しめるというのが実は一番すごいところだと思います。
とにかく、スムーズに、ナチュラルに、抑圧感がなく、楽しく音楽が鳴る。
それはブリロンの魅力でもあると思うのですが、まさにパワーアップした感じです。
私が聴く音楽のジャンルとしては、クラシックが4割(ソロや小編成のものが中心)、
ハウスやエレクトロニカといった電子音楽が4割(メロディーのないリズムだけのものも多いです)、
ジャズ等を含めてその他2割といったところで、同じシステムで映画も見ますし、
ニュース(スカパーチューナー経由。CNN等)も見ます。
Side−Pressを導入して、全ての音が格段に良くなりました。
演奏者が自分のために演奏してくれている感じがします。映画に入り込める。
美人キャスターが自分のためだけにニュースを伝えてくれている気にもなる(笑)。
最後に、Side−Pressのルックスなんですが、私は最高だと思っています。
私が最初、Side−Pressを発見した時、思わず「かっこいい!」と声に出してしまったほどで、
構造美や独特の浮遊感はデザインとしても優れているように思います。
仕上げも、パソコンで見るHPの写真よりも実物のほうがはるかに落ち着いた、高級感のあるものでした。
なお、HPへの紹介に関しては、全く差し支えはありませんが、
正直なところ私自身はオーディオの経験も機器もセッティングも姿勢も、
全く立派なものではありませんので(おそらくブリロンユーザー中最もいいかげんだと思います)、
他の方が参考にするに足るものだとは思えない気もします。
この点に関してはFAPS様のご判断に全面的にお任せします。
以上、感謝の気持ちを込めてメールさせていただきました。
今回は、あえて頂いた感想文(メール)の全文をご紹介させていただきました。
音楽を聴くのが楽しくなりました、という感想が一番嬉しいです。
音を気にせずに音楽に浸れるというのが最も素晴らしいことと考えています。
ブリロン1.0SLEという非常に素晴らしいスピーカーのおかげもあると思いますが
Side-Pressスピーカースタンドがその支えになっているはずと思っております。
「参考にするに足るものだとは思えない」とお書きですが、そんなことはありません。
セッティングについては、スピーカーの直近に音を反射しやすいものをおかずに
ある程度の空間を取っていただければ、一定水準の音が出て、普通に音楽を楽しめると思います。
ぽんと置いて満足できる音が出ていると感じたのであれば、私はそれで良いと思います。
もちろんセッティングを詰めれば更に良くなる可能性もありますが、その可能性を過信しすぎると
インシュレーターをどうしよう・・・ ベースは・・・ というように深みに入り込む恐れがあります。
今の音で音楽を楽しめるのであればそれが最高です!
そういう意味で、とても意味のある感想と思いましたのでご紹介させていただきました。
FAPS 志賀